2017.02.01vol.23野球におけるセルフチェックとセルフケア
外傷・障害の発生で、成長期の野球選手が大事な試合に出場出来なかったり、長期間チームを離脱したりすることは少なくありません。
特に成長期における野球肩・野球肘は、投球過多以外にも、全身のケア不足・フォーム不良なども原因となります。
そのため、日頃のセルフチェック・ケアが障害を予防するためには重要と言われています。毎日セルフチェックをしなくても週1・2回セルフチェックの日を定め、選手自身でコンディションを整えることは、大好きな野球を続けていくうえで、必要なことです。
当院では、医師による診察及び理学療法士によるメディカルチェック(詳細はコラムH28.5月に記載)を行い、選手個々に合ったセルフチェック・ケアの方法を指導しています。
野球肩・野球肘のセルフチェック
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肘関節が左右同じように伸びるか
○同じように伸びる✕投球側が非投球側に比べ伸びない
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肘関節が左右同じように曲がるか
○同じように曲がる✕投球側が非投球側に比べ曲がらない
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肘の内側・外側や肩など抑えて痛い所があるか(親指一本で抑える)
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肩関節が左右同じように挙げれるか
○同じように挙がる✕投球側が非投球側に比べ挙がらない
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肩関節が左右同じように捻れるか
両腕を「前ならえ」をするように同じ高さまで持ち上げ、親指が下に向くよう肩関節を内向きにまわす
○同じように捻れる✕投球側が非投球側に比べ親指が下に向いてない
上記の項目に当てはまる、もしくは気になる方は、当院にて診察や画像検査(レントゲン・MRI・エコー検査)を受けてみてはいかがでしょうか。障害を早期に発見し、早く治療をすることで早く復帰することが出来ます。
また上記の項目以外に野球肩・野球肘の原因になりうる姿勢異常、股関節・体幹の柔軟性、肩関節・肩甲帯の筋力など全身のセルフチェック・ケアの指導も行っています。
大好きな野球をより長く楽しく、選手として活躍出来る様に、当院の医師・理学療法士と共に自分の身体に向き合ってみませんか?