タカハラ整形外科クリニック

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スタッフコラム

2023.11.09vol.103~上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(野球肘)に対する体外衝撃波治療について~

タカハラ整形外科クリニック ~上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(野球肘)に対する体外衝撃波治療について~

上腕骨小頭離断性骨軟骨炎とは

野球の投球、テニスのサーブ、バレーボールのスパイク等の同じ動作を繰り返し行うと肘関節への負担がかかり続けます。成長期の子供は、大人に比べると骨や軟骨が弱いため肘関節に障害が生じやすいです。

野球肘は外側障害、内側障害、後方障害の3つに分類され、動作時痛や障害部位の圧痛を認め、肘の可動域が低下することもあります。

上腕骨小頭離断性骨軟骨炎はその外側型に分類され、投球動作による微小外力の蓄積によって外側の骨軟骨がはがれてくる病気です。発症初期は投球動作を制限することで自然治癒が促されますが、投球を続けると進行し病巣が分離し遊離体となり、肘関節の可動域制限や疼痛を引き起こします。病状が進行すると長期間の投球制限などスポーツ活動の制限が必要になり、その為、早期診断・病気に応じた適切な治療が重要です。

体外衝撃波

近年、上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対し体外衝撃波治療の成績が良好であったと報告されており、当院においても実施し良好な結果がみられています。(体外衝撃波vol.37参照)

当院では、上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対して医師の診断のもと、理学療法士によるメディカルチェック(野球のメディカルチェックvol.15参照)を実施し、身体機能の改善と体外衝撃波治療を同時に実施することによる早期復帰を行っています。

上記の症状以外に少しでもスポーツ動作において不安(痛み等)がある方は、大好きなスポーツをより長く楽しく選手として活躍できるよう当院の医師・理学療法士と共に自分の身体に向き合ってみませんか?又、要望に応じてスポーツチームに対する障害予防教室等も実施していますのでお気軽にご相談ください。