2023.07.07vol.99スポーツと腰痛

スポーツ等で同じ動作を繰り返していると腰・骨盤の関節や筋肉に負担が大きくなると、痛みが発生することがあります。痛みの部位や原因がわかれば、腰痛改善や予防のリハビリテーションの方法がわかり、それを続ければ、より良い動作を身に付け、競技パフォーマンスの向上にも繋がります。当院では、医師の指示のもと理学療法士が身体の状態を評価し、患者様に適したリハビリテーションの実施や、自宅で行えるセルフケアの方法を指導しています。

腰痛発生部位

腰痛が発生する場所は様々ですが、大きく関節と筋肉の痛みに分けられます。関節の痛みは、(1)椎間板(2)椎間関節(3)仙腸関節の痛みに分けられます。筋肉の痛みは、疲労や筋膜の障害によっておきる(4)筋筋膜性腰痛(5)筋付着部障害があります。その他の腰痛としては、下肢痛を引き起こす(6)椎間板ヘルニアや骨に疲労骨折が起きた(7)腰椎分離症、骨の突起部が衝突し痛みを引き起こす(8)棘突起インピンジメント障害などがあります。このように腰痛の発生部位や原因は様々であり、まずはX-P等の検査を行い、医師の診察による特定が重要です。

腰痛のリハビリテーション

スポーツ動作時に正しく身体が使えていないと腰に負担がかかり腰痛を引き起こします。まずは痛みを誘発する動作の評価をおこない、正しく使えていない関節や筋肉を特定し不良動作の原因を究明していきます。

理学療法士が行うこと

1. 動作評価
2. 姿勢評価
3. 関節の可動域・筋肉の硬さの評価
4. 筋力検査

上記の結果をもとに、ストレッチやリラクセーション、筋力トレーニングなどのホームエクササイズの指導を行います。問題点の改善と共に徐々に動作改善トレーニングに移行していき、腰に負担のないスポーツ動作の獲得を目指します

※上記のような症状で困っている方は、是非、当クリニックの医師・理学療法士と一緒に治療を行っていきませんか。又、腰痛以外のスポーツ障害においても運動指導等をおこなっています。気になることがあれば当クリニックのスタッフにお気軽にお尋ねください。