タカハラ整形外科クリニック

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スタッフコラム

2025.02.03vol.118手指~手関節の使いすぎによる腱鞘炎の対策

腱鞘炎は腱周囲を覆う腱鞘の炎症です。
特定の部位の使いすぎや血行不良などによって、腱と腱鞘の間に摩擦が生じ、炎症を引き起こします

また、パソコン操作やハサミ等の器具をよく使う仕事などの職業動作が原因で生じることが多く、腱鞘炎は職業病が多いです。そのため初期は安静が一番の治療ですが、一度発症すると再発しやすく、原因動作を修正することも大切です。

腱鞘炎の症状

前駆症状 指、手首を動かしにくく、違和感がある。関節が硬く感じる。
初期症状 瞬間的に痛みを伴うが休むと消失。
痛みはあるがどこが痛いのかはっきりとわからない。
中期症状 痛みを感じる部位が明確になる。その部位を使うと痛み出す。
重度症状 常時痛みが生じ、日常生活にも支障をきたす。
腱鞘炎の予防策:作業環境を見直しましょう!
  • パソコン操作時は姿勢を正しくして、椅子、机、モニターの画面を高さ調整する(肘・膝・方の角度が90度くらい)※図1
  • 1時間に1度は休憩して手や腕、肩のストレッチや軽い体操をする。
  • パソコン周辺機器を見直す。(適した大きさ・形のマウス、パソコン用の肘掛けや手関節のクッションを使用)※図2
  • はさみ等を使用時にグリップの大きさや持ち方を変更する。

パソコン操作時は姿勢を正しくして、椅子、机、モニターの画面を高さ調整する(肘・膝・方の角度が90度くらい)図1

パソコン周辺機器を見直す。(適した大きさ・形のマウス、パソコン用の肘掛けや手関節のクッションを使用)図2

理学療法士が実施すること
  • 身体評価( 疼痛部位、疼痛動作の評価 )
  • 治療(ストレッチ、筋機能の改善)
  • セルフケアの指導(テーピングやサポーターの提案)
  • 生活指導

タカハラ整形外科クリニックでは医師の指示のもと理学療法士が、関節の動きを改善する運動療法や職場環境に適したセルフケアの仕方を指導しています。手指や手関節周囲の痛みで気になることがありましたら、スタッフまでお気軽にご相談下さい。