2019.01.07vol.46冷え症の対策 ~手が冷たくなりませんか?~
冷え症で、困っていませんか?
自宅や会社のパソコン業務やデスクワーク作業を長時間行うと、頚部痛や肩こりが生じやすいのは、なぜでしょうか?
1月は寒くなり、季節的に手の指先が冷えてくる方が多くなります。
特に、女性では、自宅・職場のデスクワーク中に、手が冷たくなり、併せて肩こりが生じてくる場合も少なくありません。
その要因のひとつとしては、「頚部と体幹の位置関係」が考えられます。
長時間パソコンを操作したり、種々の作業に集中していくうちに、段々と身体が画面に近づき、頚部が前屈位となります。
頚部だけでなく頭部まで屈曲位になって、下を向いた状態になってしまうと、 頭部伸展位(頚部が詰まった状態)となり、画面も見れなくなります。
この状態が続くと、噛み合わせにも関係しますが、 知らない間に奥歯で噛みしめてしまったり、 肩甲挙筋(肩こりの原因筋のひとつ)の過度な伸張(過剰な筋の突っ張り)が生じることで、パソコン業務で頭痛・頚部痛・肩こりが起こりやすくなります。
これらの症状の改善策は、背中を椅子の背もたれにつけて、頚を前屈せずに顎を軽く引いて作業をすることです。
そして、時々肩甲骨を内側(背部側)へ引きよせるようにして胸を張る姿勢をすると、患者さん自身でも症状を改善できます。
また、太ももや腰に手のひらを置いて軽く擦るだけでも手が温まり、交感神経の緊張がとれて手の冷えが解消することもあります。
タカハラ整形外科クリニックでは、医師の指示のもと、患者様の手の冷えを緩和させることが期待できるセルフケアの仕方を理学療法士が指導しています。
以下に該当する方は、医師もしくは理学療法士へ、お気軽にご相談下さい!
対象者
- 手の冷えでお悩みの方
- 腕・手部の血行不良の方
- 手部疾患(手根管症候群など)がある方
- 手作業が多い方
- 肩こりがある方
専門スタッフ(理学療法士)が実施すること
- 姿勢指導
- 冷え解消のセルフケア指導
期待される効果
- 冷え症の改善
- デスクワーク姿勢の改善