2021.10.04vol.78要支援および軽度要介護高齢者の介護予防
昨年からのCOVID-19の感染拡大により医療機関への受診を控える人が増え、介護分野でも外出自粛の要請による通所系サービスの中断や感染リスクのためリハビリ利用控えがあったといわれています。また、3密回避を中心とした感染予防に主眼がおかれ、身体活動と社会参加が不十分となり、要支援認定の方が要介護状態に悪化するケースも散見されます。厚生労働省の介護保険事業報告によると、介護が必要になった原因では関節疾患が19%と最も多く、次いでフレイルに伴う不活動が16%と報告されています。
介護予防とは?
「介護予防」とは高齢者が要介護状態になることの予防で、要支援の方は要介護への移行防止、要介護の方は要介護度の軽減もしくは悪化の防止を目的として行うものです。
今回、10月から緊急事態宣言は解除されますが、要支援・軽度要介護の高齢者においては、屋内での動的な活動の減少が不活動に直結することが示唆されており、感染予防対策を徹底しながらも「介護予防」を促進していくことが課題です。当院の介護保険サービス(通所・訪問リハビリ)利用者の多くは要支援および軽度要介護の高齢者ですが、利用者様の95%はコロナウイルス感染蔓延後も介護度の悪化はありませんでした。
そこで、タカハラ整形外科クリニックでは、通所・訪問リハビリにて「介護予防」を念頭におき、運動習慣の定着や身体活動量の向上に繋がる取り組みを実施しています。
当院スタッフと一緒に、「介護予防」をしていきませんか?
通所・訪問リハビリについての見学や体験利用については、 直通電話090-6638-8060(担当者:高松)へ気軽にご相談ください。
通所・訪問リハビリ利用で期待される効果
- 介護予防(介護度悪化の防止)
- 身体活動量の維持および廃用症候群の予防
対象者
- 要支援もしくは軽度要介護高齢者
- 外出機会が少ない方(活動・社会参加への意欲低下が生じてきた方を含む)
- 体力低下および認知機能低下が懸念される方