2018.07.03vol.40オスグッド・シュラッター病
「オスグッド」という言葉を、スポーツや部活動を行う中で、1度は耳にしたことがあると思いますが、症状や原因についてご存知でしょうか?
「オスグッド」とは、オスグッド・シュラッター病の略で、膝蓋靭帯付着部の脛骨粗面での骨端軟骨部の障害で、成長期のスポーツ少年におきやすい疾患です。
膝を伸ばす大腿四頭筋が、骨の成長に追い付かず、筋肉の付着部の骨軟骨にストレスを与えてしまいます。そして、スポーツでジャンプ動作や膝の屈伸運動を繰り返し行うことで、骨端軟骨にストレスがかかり、膝の下(脛骨粗面)に炎症が起こり痛みや腫脹が生じます。また、痛みを我慢し続けると、骨端軟骨が剥離したり、痛みが悪化して、スポーツや日常生活に支障をきたすこともあります。
そのため、当クリニックでは、レントゲン撮影を行い医師の指示のもと、理学療法士が指導を行っています。
理学療法士が行うこと
- メディカルチェック(関節可動域・筋肉の硬さ)
- スポーツ動作の指導
- セルフケアの指導(大腿四頭筋のストレッチなど)
- 装着療法(オスグッドベルト)の指導
※今年4月から当院では対外衝撃波治療器を導入し、それを使った治療も行っています。
(詳しくはスタッフコラムNo.37体外衝撃波を参照ください)
気になることがあれば、当クリニック来院後、医師もしくは理学療法士へお気軽にご相談ください。