タカハラ整形外科クリニック

日曜日診療も行っています

タカハラ整形外科クリニック092-671-0008

タカハラ整形外科クリニック090-6638-8060(リハビリの予約・お問い合わせはこちら)

スタッフコラム

2023.03.06vol.95鼠径部痛症候群 ~グロインペイン症候群~

タカハラ整形外科クリニック 鼠径部痛症候群 ~グロインペイン症候群~

鼠径部痛症候群とは

鼠径部痛症候群とは、日常生活には痛みが生じず運動時に鼠径部や太ももの内側、下腹部に痛みが生じる疾患です。
サッカー等のスポーツで足関節捻挫等の怪我をした後に、治りきれていないのにスポーツに復帰し無理を続けた時などに生じる事が多く、特にランニングや起き上がり、キック動作時に痛みが出現します。

一度なると治りにくいとも言われ、原因も様々です。そこでタカハラ整形外科クリニックでは、医師による診察、理学療法士による身体機能評価を通して疼痛の要因となっている問題点を見つけ、個々に合った運動療法を指導しています。

症状

圧痛、運動時痛が特に鼠径部や太ももの内側、下腹部にまで生じる特有の痛みです。慢性化すると鼠径部に安静時痛が生じることもあります。特に下肢の伸展や外転する動作で誘発されやすく、股関節周囲の可動域制限や筋力低下が見られます。

発症要因

足関節捻挫などの下肢の外傷後や腰痛、体幹・下肢のオーバーユーズなどが原因で生じる事が多く、股関節や体幹の可動性(筋や関節の柔軟性)、安定性(骨盤を支える筋力)、協調性(体幹と下肢の動きが効果的に連動すること)に問題が生じたまま無理にプレーを続けると鼠径部や股関節周囲、骨盤にメカニカルなストレスが加わって炎症が生じ痛みとなります。

治療

股関節や体幹の可動性、安定性、協調性の問題点を評価した上で、それらを改善する以下の運動療法又はセルフケアの指導を行います。

  1. 柔軟性が低下している筋に対するストレッチ
  2. 関節可動域低下に対するモビライゼーション等の治療
  3. 体幹や下肢の筋力低下に対す筋力トレーニング
  4. 股関節だけに負担が集中しないようにするための、上肢から体幹、下肢の協調性改善運動
  5. 個々の競技に合った動作トレーニング

上記のような症状でお困りの方は勿論、スポーツ障害予防やセルフケアなどにご興味がある方は、お気軽に当院スタッフへご相談ください。