タカハラ整形外科クリニック

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スタッフコラム

2026.09.15vol.136変形性膝関節症と殿筋群の筋力低下

変形性膝関節症と殿筋群の筋力低下

変形性膝関節症は、関節軟骨の摩耗により内側の関節裂隙が狭くなると膝のO脚変形を引き起こすことがあり、さらには臀筋群の筋力低下を生じる場合があります。

殿筋群の役割と膝関節痛の関連性とは

中臀筋の役割は、 片脚立ちになった際に骨盤を水平に保つ働きがあります。
そのため、中殿筋の機能低下で、骨盤が傾き、太ももの骨を内側にひねる(内旋)作用がある大腿筋膜張筋が代償するため、膝が内側に入るニーイン(膝関節にねじれ)が生じ、膝関節痛を誘発しやすくなります。

大臀筋の役割は、脚を後ろに蹴り出し、足が地面についた時の衝撃を吸収する働きがあります。
そのため、大臀筋の機能低下で、立ち上がりや歩行などの負担を大腿四頭筋が代償して過剰に働くため、可動域制限が生じ、膝関節痛を誘発しやすくなります。
さらに、床からの衝撃を直接膝関節や大腿四頭筋で受け止めるため、膝関節痛に起こりやすくなります。

では、自宅でできる殿筋群のトレーニングを紹介します。

大臀筋のトレーニング
  1. 仰向けになり、両膝を 100~120 度くらい曲げて両膝を立てます。
    足幅は肩幅程度に開き、腕は体の横に置きます。
  2. お尻を持ち上げ、踵で床を押しながら、お尻をゆっくり持ち上げます。
    膝から肩までが一直線になる位置で2~3秒キープします。
    その後お尻が床に完全に着く手前までゆっくりと下ろします。
    この動作を10回繰り返します。
  • 大臀筋のトレーニング
  • 大臀筋のトレーニング
中臀筋のトレーニング
  1. 体を真っ直ぐにして横向きに寝ます。下の肘をついて身体を支えるか、腕枕をします。上の脚をまっすぐ伸ばします。
    骨盤が後ろに倒れる場合は、下の脚は軽く曲げます。
  2. つま先を正面に向け、骨盤が後ろに倒れない範囲で踵から持ち上げるようにゆっくり上の脚を持ち上げて2~3秒キープし、その後ゆっくり脚を下ろします。
    この動作を10回繰り返します。
  • 中臀筋のトレーニング
  • 中臀筋のトレーニング

タカハラ整形外科クリニックでは、理学療法士が患者様の動作分析や変形性膝関節症の進行を予防する運動の指導も行っています。
膝関節周囲の痛みに関して気になる事がありましたら、医師もしくは理学療法士へお気軽にご相談下さい。